猫かと思ったらホースリール

この上なくミニマムな歳時記

好きな葉書

手紙好きです。メールよりさらに「押しかけ度」が低い気がする。でも長い手紙は書くのも大変だし、読まれる方(かた)もね…。なので、葉書を。

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 鎌倉・六地蔵にある古書店公文堂書店」さんで求めたもの。ずっと前からすごく好きで、たまにゆくと必ず買い、もったいないので、ここぞという時に使います。これは最近「ここぞ」で使ったので、書く前に記念撮影(書いたらなくなるのでw)。

商品名としては「手摺木版はがき」というようです。いろいろな作家さんの手になるものが並んでいますが、私がいいなと思うものにはこの「朝」の落款があります。ファンです。構成、色彩、技術、実にハイセンスです。

実は、この本やさんのファンでもあり、そっとフォローなどしています。葉書などのグッズ、以前はネットでの販売もしてらしたようなのですが、今はやっておいででないみたい…。遠いのでなかなか伺えず、今年の大祓はちょうどお休みの曜日で、残念でした。

まだ扱ってくださっているといいな。じっと見ていると、不遜ながら、自分にも能力があったなら、作ってみたいな、と思ったりします木版の葉書。こんなに素晴らしいものは出来ないとわかっていても、ちょっと思う。

新兵器

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夏の初めに、恥ずかしいのですが、あちこち刺されてかゆかったのです・・・。でも、人間も死んじゃいそうな薬をガンガン使うのは何だか気が進まない。それでいろいろ検索していたら、これにたどり着きました。シリカはあのシリカゲル、それにハーブで加工をしたもの、という超大ざっぱな説明ですみません、4×4㎝くらいの小さな袋に、触ってみると粒々が入っているのが判ります。匂いは柔軟剤とか、そんな感じの軽い香りです。虫よけスプレイを自作するとき、虫が嫌うシトロネラなど使いますが、あのきつめの香りと比べたら、全然、頼りないぐらいです。「これで効くのかな…」と正直思いました。でも、あちこちにちょこちょこ置いてみたら、「あ、刺されなくなった」と次の日くらいから思いました。ちゃんと効くようです。人体には影響がないというので、人と猫たちに安心、布団や枕などに使うこともできます。どういう仕組みかは判らないけれど、ダニの増殖を99%抑えるとのこと。半信半疑でしたが、これはいいのではないか、と思っています。

写真はあまり布で「ダニよけシリカ」ピローを縫ったもの。敷物の下などにはそのままでいいのですが、クロゼットや、椅子の座面などにポンと置いておくのに、匂い袋みたいな感じで。

 

*ブログなどに紐を掛けるのは苦手ですし、不慣れです。が、使ってみてリアルに気に入ったものは紹介する練習をしてみようとしています。ので、以下、リンクを貼ります。必要ない方はスルーしてください。

 

[http://アロマで家中どこでもダニよけシリカ(5g*5包)]

梅を干す

 

やっと梅雨が明けて、昨日から梅の「干し作業」をしています。梅仕事の第二の山場です。

 

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ここにいつか上げた↓、重石なしで漬けてみた梅も、干してみました。

梅干しの「重石」実験 - 猫かと思ったらホースリール

 

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まだ判りませんが、いま見ている限り、きちんと梅干しの工程変化を踏んでいるように思えます。干してみて、味を見て、「重石をしない梅干し」がどんな感じか、確認してみたいと思っています。

梅雨明け

関東梅雨明けの報。少しゆっくり目でした。ただ、まだ、湿気は凄いですね。もう少しからっとしてくれたら、暑さもしのぎやすいのですが。

梅雨が明けると、梅干しのための梅仕事が再開します。天気を睨んで、三日間、漬けこまれている梅たちを干してゆきます。梅が干されると、梅酢が残ります。そこから少し貰って、近江生姜の梅酢漬けを作ります。

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梅酢ができるころと、この近江生姜(新生姜)が出るころが一緒と言うのが、良くできています。生姜はスプーンで皮をこそげ、薄くスライスして沸騰したお湯で短く茹で、ざるにあげて切ったら、すぐに梅酢(を水で少し伸ばし、お砂糖を加えたものを沸騰させて)に漬けこみます。だんだん綺麗なピンク色になるのが嬉しいところ。

一方、昨年の梅酒の中から引きあげた梅の実は、刻んでパウンドケーキに焼き込みます。

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焼く前はゴリゴリして見た目刻んだ搾菜みたいだった梅が、小一時間焼成した後は、柔らかな美味しいフルーツへ変化しているのが、これも楽しいところです。

梅仕事の様々な「余禄」を愉しむ季節です。

鎌倉 ・ 夏の味覚

六月末、上半期の穢れを祓いに「水無月の大祓」にゆきました。今年はみんなで。小さな会社行事です。

八幡宮の大祓にゆく前に、まず六地蔵でカレーを食べて。

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「極楽カリー」最近メディアでもよく取り上げられていますね。スパイスと鶏とお野菜が材料で、味付けは「塩」のみ、というカレー。とても美味しかったし、お店の方が素敵でした。飛び出す絵本のお店や古道具を見て。Bar BANK だった建物はまだある。古本屋さんは定休日。残念!

それから、新しくなった段葛を通り(ちょっとツマラナイ)、八幡様で大祓。しっかり大きな声で大祓詞を斉唱しました。暑かった。毎年、なぜか雨の降らないこの日。

お神酒を頂いた後、本殿にもお参りして、八幡宮の休憩所に寄って一休み。

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これは黒蜜ところてん。姿は地味ですが、美味しいのです。家でも真似したい。

で、とどめに、

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イワタのホットケーキ。夏の味覚ではなく、定番中の定番。独りでは無理ですが、みんななら余裕。そして、お土産は井上蒲鉾店の練り物と、鯵の押寿司(スタンダードの方)。わらび餅を買った人も居ました。いつもの味フルコースという感じです。

鎌倉には好きな物、美味しいものが多いです。新しいお洒落なお店も多いのですが、わたしが好きなのはずっと変わらないもの。それでもこれはごく一部。だから、またすぐ行きたいと思ってしまいます。

大祓は、つぎは下半期、12月31日です。今年も後半戦、とかいってるうちに7月も終わりだ、たいへんだたいへんだ。

水茄子は逃せない

この季節に一度は食べたいと思うのが水茄子です。今年は何とか、村のファミレス(!)で。

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生のお茄子を買って漬けたりもしましたが、お店で食べるほうが美味しいかなぁ、このお茄子については。

これを食べたら、もうすぐ梅雨明けですね。梅干し干すぞ。

謎の花

庭はカオスで、基本「鳥たちがプリッと種まき」でできています。今夏、にょっきりと見慣れぬ蕾が出て、何だろう・・・と見ていたらオレンジ色のお花が咲きました。

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咲かないとネット検索も難しい。咲いたので調べたら「クロコスミア(モントプレチア)」という花らしい。しかも「球根」と書いてあるから、鳥がプリッとするのは難しい。別のルートで来たのでは・・・とかんがえたら、その場所は春に知人から頂いた「のびる」を植えた場所。のびると共に、付いてきた可能性大。訊いてみたらそうでした。ご親戚から貰って増やしておいでとのこと。小さな球根なのだそうで、ついてっちゃったんだね、とのことでした。

のびるのオマケ。でも、とても可愛いのです。凛と元気で。うちで咲いてくれてありがとう。植物ってすごいねぇ。眠っている間に全然別の場所に来ていて、それでも頓着せずちゃんと咲く。猫の達観力もすごいと思うけれど、植物はもっと上だ。