梅仕事2016「自由農園の梅」
拙宅の庭の古木は今年はわずかしか生りませんでした。ご近所の秘密のT邸(あだな)さんのも少なくて、いつもお預かりして梅干しに漬けてお返ししているのに、それもかないません。スーパーには相変わらず「遠くの」南高梅しかありません。
地元の梅はないのだろうか…、ネットで検索したら用賀に「自由農園」という生産者さんがいらしゃるもよう。行ってみました。
素敵だ。そして、この貼り紙。
お店では「梅干し用」と言ってわからない店員さんもいて困るのですが、さすが、わかってらっしゃる。市販のは青い梅が多いですよね、梅酒用の。あれを追熟することもできなくはないのですが、農園の方にそう言ったら「それではだめでしょう、やはり」とおっしゃって。そうなんですよね、やはり木の上で熟したものが格段に美味しい。ただ、流通は難しいから、こうして木のそばへ買いに来るしかないのです。
黄色くいい香りがする梅、分けていただいてきました。良心的なお値段でした。すごく嬉しい。農園の方に梅の種類をお尋ねしたら、「いろいろです。白加賀とか、豊後とか、南高梅もありますけど…」。巷は南高梅ばかりで…と私が言うと、「そういう方がよく買いにみえられますよ」とのこと。扱いやすい良い梅だけれど、好みはいろいろ、あんまりそればかりに偏るのは変だなぁ、って思っています。
この農園、すごく素敵でした。良い場所を見つけました。
これやら他のやらを漬けた記録はこの次に書きます。