猫かと思ったらホースリール

この上なくミニマムな歳時記

梅雨明け

関東梅雨明けの報。少しゆっくり目でした。ただ、まだ、湿気は凄いですね。もう少しからっとしてくれたら、暑さもしのぎやすいのですが。

梅雨が明けると、梅干しのための梅仕事が再開します。天気を睨んで、三日間、漬けこまれている梅たちを干してゆきます。梅が干されると、梅酢が残ります。そこから少し貰って、近江生姜の梅酢漬けを作ります。

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梅酢ができるころと、この近江生姜(新生姜)が出るころが一緒と言うのが、良くできています。生姜はスプーンで皮をこそげ、薄くスライスして沸騰したお湯で短く茹で、ざるにあげて切ったら、すぐに梅酢(を水で少し伸ばし、お砂糖を加えたものを沸騰させて)に漬けこみます。だんだん綺麗なピンク色になるのが嬉しいところ。

一方、昨年の梅酒の中から引きあげた梅の実は、刻んでパウンドケーキに焼き込みます。

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焼く前はゴリゴリして見た目刻んだ搾菜みたいだった梅が、小一時間焼成した後は、柔らかな美味しいフルーツへ変化しているのが、これも楽しいところです。

梅仕事の様々な「余禄」を愉しむ季節です。